みそ汁を作る

プログラマーの友人に勧められて、みそ汁を作る。みそは一人暮らしを始めて2回しか買ったことがなく、2回ともみそ汁作りに挫折した身としては、3度目の正直である。

 

まずは、みそには産地があるということを知った。なるべく実家の味に近づけた方が旨く感じるに違いない。母に問い合わせると、東北のみそを使っているという。イトーヨーカドーで、秋田味噌350gを購入。

 

次に、出汁は取ったかと友人に確認された。一人暮らしを始めたばかりの私に、出汁なんていう概念はなく、当然、過去2回とも出汁は取っていなかった。さすがにあれから私も進歩をして、家にはちゃんと「ほんだし」がある。これを使おう。

 

ほんだしを溶かしたお湯に豚バラスライスともやしをたっぷり入れる。もやしって意外と縮むのか。秋田味噌を入れるときは火を止めて、そのあとは煮立たせない。風味が飛ぶなど気にも止めたことはなかったが、上手の教えは守っておく。

 

できた。

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 すでに旨そう。いや、旨い以外の選択肢はなかろう。

うむ、豚肉が甘い! これが、これが求めていたみそ汁である。

みそと出汁。みそ汁の構成要件の根幹を成す2点をおさえれば、旨いみそ汁は作れるのだ。

 

その後立て続けに、大根のみそ汁、なすと油揚げのみそ汁を作った。

大根はまずまずだが、大根だけだと寂しい。次は卵でも入れてみたい。

なすと油揚げは味は良かったが、なすから抜けた紫色が油揚げに染み付いて無残な色になってしまった。次は皮を剥くべきか。

今夜は豆腐と油揚げとわかめだ。油揚げはもう少し薄切りの方がいい。案外ふくらんでしまう。乾燥わかめは一度にたくさん入れるよりも、食べるたびに入れた方がよい。長くみそ汁に浸かっていると脱色してしまい、見た目がよくない。

 

それと、同じ味噌と出汁では飽きてしまったので、信州味噌と鰹節パックを買い足した。

変化がないと、飽きるものだ。プログラマーの彼は赤味噌白味噌をその時に応じて配合しているという。みそ汁の世界は、奥深い。