混雑を避けた鎌倉日帰りルート
今年初めての鎌倉旅行は、ゴールデンウィーク真ん中の5月4日土曜日。「混雑を避ける」をテーマに、今回は観光客が比較的少ないルートを選んでみました。なお、写真はありません、悪しからず。
1)ランチ「奥鎌倉 北條」
まずは腹ごしらえから。二階堂近くの「奥鎌倉 北條」に予約を取って向かいました。
- ジャンル:シチュー
- 住所: 鎌倉市二階堂19-7
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- (写真提供:ひろあき@ぼっちたび)
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11時半に鎌倉駅に降り立ち、バスに乗って「鎌倉宮」の手前の「天神前」で下車。鶴岡八幡宮から少し西に外れたエリアにあります。
庭付きの日本家屋を改装した瀟洒なお店でビーフシチューを注文。和風の店構えに合わせてか、お茶碗に入ったほかほかのご飯に汁物(玉ねぎとレモンのスープ)と2つの小鉢(アカモクの卵とじ、小松菜のお浸し)が付いてきます。
縁側からは気持ちのいい五月の風が吹き、日が差し込む広い庭には地域猫として可愛がられているもっふもふの猫ちゃんが顔を出す、そんな静かな古民家の中でほろほろの牛肉をほおばる喜びは格別です。ゴールデンウィークにもかかわらず席にはまだ余裕があったので、混雑してる季節でもおすすめです。
ごちそうさまをして、近くの天神様にお参りをしてバスで鎌倉駅に戻ります。
2)安養院
今日のいちばんのお目当ては、安養院のツツジです。下のリンクではバス移動が推奨されていますが、距離で言えば鎌倉駅から鶴岡八幡宮と同じくらいなので、徒歩で向かいました。
見上げるほど大きなツツジの木が垣根をなして並んでいるため、遠くからでもショッキングピンクの花があふれんばかりに咲いている様子がよくわかります。今週が最後の見頃といった風情で、本当はあと一週間早く来られたらよかったです。それでも、ちょっと他では拝めない景色でした。
3)カフェ「ソラフネ」
実は、安養院に行く前に突然の雷雨に巻き込まれてしまい、いったん雨宿りをしていました。下調べをしていなかったため、急きょ飛び込んだのがここ「ソラフネ」です。
ここも古民家を改装したところのようで、自然食を売りにしていました。「たんぽぽ茶」を頼んで一服して、雨が止むのを待ちます。
座布団の席と椅子の席の両方があり、広い窓からは梅の木があるちょっとした庭を眺めることができ、ここも落ち着く場所です。
安養院や安国論寺の周辺にはお店があまり多くはないので、選択肢の1つに持っておくと便利かもしれません。
4)カフェ「ミルクホール」
今日の最後は、鎌倉に来たら必ず立ち寄る「ミルクホール」です。小町通りの路地裏にあるため、ふだんは人があまりいない、穴場スポットなのですが……
ミルクホール - 鎌倉/カフェ・喫茶(その他) [食べログ]
さすがにゴールデンウィークは混雑していてなんと満席。とはいえ、16時台を狙って行ったおかげで数分と待たずに席が空きました(よかった)。
大正モダンを基調とした薄暗い店内で、唐草模様のカップ・アンド・ソーサーに入ったロシアンティーを一杯。この時間帯に来たことがなかったので知らなかったのですが、17時になると照明が一段落ちて、代わりにキャンドルを机に1つずつ配ってくれるお洒落な演出がありました(このお洒落は平仮名でも片仮名でもなく、漢字で「お洒落」と書きたいところです)。満席なのは予想外でしたが、にぎやかな方がかえって大正時代の大人の社交場といった趣が感じられてこれもまたいとをかしき時間でした。
ということで、雨に見舞われてしまったため、安養院に行った以外には観光らしいことを何もしていませんが、ゴールデンウィーク真ん中の鎌倉でも、カフェでゆったりとした時間を過ごすことができました。「北條」のある北西エリアに的を絞って、午後は近辺の報国寺や旧華頂宮邸、浄妙寺を巡ってみても面白いと思います。
ルート選びのご参考にどうぞ。