「保育士は誰でもなれる」について

保育士は誰でも出来る仕事なのか...ホリエモンの発言が波紋を呼んでいる - NAVER まとめ

ホリエモンが「保育士の給料がなぜ低いのか」という問いに「だれでもできるから」と回答したという話。

 

批判が集まってるのですが、大切な指摘だと思いました。

というのは、ホリエモンは、「給料が安いのと、仕事が大変なのは別の話」だとしているからです。「保育士はだれでもできる、ラクショーな仕事」と言ったわけではない。

 

さて、この問題提起の底には「なぜ客は保育園に高いお金を払わないのか」があると思います。客が払うお金が多ければ保育士の給料は上がるはずですが、そうではないのはどうしてか。

 

保育士に子供を預ける親としては、保育士に望む第一の役割は「親の代わり」。親である自分は無給で働いているわけだから、その「代わり」に高いお金を払おうとは、なかなか思いにくいですよね。だから、ふつうの保育園の保育料は安いわけです。保育士の仕事が大変なことは、預ける親自身がよくわかっているわけですが、よくわかるだけに、高いお金は払わない。

かえって、体育に力を入れているとかとにかく勉強させるとか、「親の代わり」を超えたサービスを提供する保育園はとても高い。

 

ということで、高いお金がもらえない保育園で働く人の給料は当然低い。

給料を増やすには、働く人数を減らして、一人当たりの給料を上げるしかない。

だから、業務効率化が必要という流れ。

 

そして、業務効率化というと「子供との時間は効率化できない」と思う人も多いけれど、保育園が組織である以上、「組織を組織として保つ仕事」がたくさんある。いわゆる事務仕事ですね。ここをまず効率化できれば、とても便利なわけです。そういう意味での効率化が必要なんだと思います。

 

教育機関での業務効率化は、本当に必要。

それは間違いない。という話。日々辛いんだよな、自分が。結局いつものとおり、自分のグチです。わーん。

 

あとは、保育士の給料を上げるには、お母さんの無給状態をなんとかするというアイデアもありますね。家族がお母さんに毎月20万円払うようになれば、その代わりを頼むときにお母さんは保育園に高い金額を出すようになるかも。なーんてね。お母さん、ほんとにありがとう。いつか恩返しします。