12月のたそがれ

その空がいちばんきれい。

隗より始めよ、教育改革

センター試験が廃止になり、記述式の試験に取って代わるという記事が教育欄を踊っています。自ら考える力が大切だ、というのが改革の趣旨なので、今回は、以下の京大教授の記事に意見してみたいと思います。

昨今の若者だけが、どこで思考力の芽を摘まれたか?私は大学入試特にセンター試験を頂点とする現在の日本の教育システムがすべての元凶と信ずる。理科や数学を例にとると、時間は掛かっても別の解法を見つける能力や、公式を用いず原理から解を導く能力が将来役に立つはずである。ところが現在の教育システムでは、……(以下略)

https://www.t.kyoto-u.ac.jp/publicity/no65/essay/201605shirai

このような論調で、先生はセンター試験を批判していくのですが、ちょっと待った!

それならわざわざセンター試験を変える必要はあるのでしょうか?

センター試験の受験者は50万人。一方、京大の受験者は1万人。新しい試験は、運用面が非常に危ぶまれています。それなら、京大の入試問題を変えたらどうでしょうか?

先生の求める力を持った学生を育てたいなら、京大数学の入試問題に、

以下の問題に答える際には可能な限り別解を付せ。

という記述を追加するだけでよいはずです。

全問別解ありにすると大変なので、大問の数を1つ減らして、代わりに「ひたすら別解を挙げる問題」を足す、という方が現実的かもしれません。

これなら、既存の採点の仕組みにも問題なく乗っかるし、京大には頭が柔らかい人が入ってくるし、大学・受験者のwinwinになるのではないでしょうか。

何より、京大生は、こういう問題、大好きですよ。

 

さて、今回の記事を書いているのは評論家ではなく大学の(元)教官です。

大風呂敷を広げる前に、まずは小さくできることから挑戦してはどうかと思います。